カカオ、ココアの違い

ココア、カカオの違い

まとめ

カカオとココアの違いは、加工されているかどうかにあります。
カカオは植物名で、ココアとは食品名です。
カカオとは、アオギリ科の常緑高木で、種子はココアやチョコレートの原料となります。
ココアとは、カカオの豆を炒って皮などを除き、すりつぶしたものからカカオバターを除いて粉にしたものです。またこれを溶かした飲料のことです。

詳しく

カカオ豆を発酵、乾燥、粉砕・除皮するとカカオ二ブになります。
カカオニブを焙煎、圧搾するとカカオマスになります。

カカオマスから脂肪分(ココアバター)の一部を取り除くと、ココアケーキになります。
ココアケーキを細かく粉砕すると、ココアパウダーになります。
ココアパウダーに糖類や乳製品などを加えると、調整ココアパウダーになります。
ココアとは、ココアパウダー、調整ココアパウダー、ココア飲料などのことです。


カカオマスにミルク、ココアバター、砂糖などを加え、混合、微細化、練り上げ、調温、型に充填、冷却、型抜き、熟成させるとチョコレートになります。

ホットチョコレートは、チョコレートを溶かしたものや、ココアにココアバターを加えたもののことです。

参考URL:
日本チョコレート・ココア協会:ココアパウダーおよび調整ココアパウダー
日本チョコレート・ココア協会:チョコレートができるまで

参考書籍:
チョコレート・ココアの科学と機能 (アイ・ケイコーポレーション)