ビスケット、クッキー、クラッカーの違い

ビスケット、クッキー、クラッカーの違い
まとめ

ビスケット、クッキー、クラッカーの違いは、①手作り風の外観を有しているか、②糖類と油脂の割合、③イーストや酵素の有無、にあります。

ビスケットとは、小麦粉、糖類、食用油脂、食塩を原料とした焼いた洋菓子のこと。
クッキーとは、ビスケットの中でも手作り風の外観で、かつ糖類と食用油脂の合計の割合が40%以上のもの。
クラッカーとは、ビスケットの中でもイーストや酵素が入っているもの。

詳しく

クッキーとクラッカーはビスケットの一種です。

ビスケット、クッキー、クラッカーの相関図

ビスケットとクッキーの違い: クッキーはビスケットの一種。クッキーはビスケットの中でも、手作り風の外観で、かつ糖類と食用油脂の割合が40%含まれているもの。
ビスケットとクラッカーの違い: クラッカーはビスケットの一種。クラッカーはビスケットの中でも、イーストや酵素を使用しているもの。

種類 素材
クッキー 糖分や脂肪分の合計が40%以上で、かつ、手作り風の外観を有しているもの
クラッカー ビスケットの中でもイーストか酵素が入ったもの


日本では、ビスケットとクラッカーの違いは(社)全国公正取引協議会連合会によって厳密に定められています。

ビスケットとクッキーの違いの定義は、(社)全国ビスケット協会によって定められています。
しかし、この定義は(社)全国ビスケット協会に加盟しているメーカーの自主規制なので、加盟していなければ守る必要はありません。
(社)全国ビスケット協会には私たちの知っている主要なビスケットメーカーは加盟していますので、市場の多くのビスケットとクッキーは明確に区別されているといっていいでしょう。


これらの違いは国によって異なります。
イギリス英語では焼き菓子をビスケットといい、アメリカ英語ではクッキー、スコーンのことをビスケットといいます。
ケンタッキーフライドチキンで、どうみてもスコーンなのに「ビスケット」と記載されているのは、アメリカ英語だからです。



参考URL:
(社)全国公正取引協議会連合会―ビスケット類の表示に関する公正競争規約
http://www.jfftc.org/cgi-bin/data/bunsyo/033.pdf
(社)全国ビスケット協会
http://www.biscuit.or.jp/variety/index.html
(社)全国ビスケット協会加盟メーカー
http://www.biscuit.or.jp/summary/mlink.html